FIRE PAN

鉄で『火』を探し求めて

1. 

   ステンレスで見つける美しさ　

   ステンレスの美しさは、火をつける前から感じることができます。設置の前に折りたたんだ状態で地面に置いたときに映り込む周りの情景。これから焚き火をするというワクワクに包まれた家族や仲間の姿。焚き火台を広げると、反射された空がきれいで、思わず空を見上げるなんてことも…。ステンレスの美しさを感じながら薪をくべると、薪そのものの美しさにはっとしてしまうかもしれません。長い年月をかけて育った木の年輪を感じ、自然がもたらす恵みに感謝を…。そして何より、燃え盛る炎の美しさ。ステンレスに反射した炎の姿は圧巻という言葉がぴったりです。熾火になった、内に炎を宿した薪の裏側まで見ることができ、その美しさから目を離せなくなります。 Fe:FRAME渾身の焚火台、FirePanはそこに存在するすべての美しさを感じ、味わうことができるアイテムです。

2. 

   吹雪の日の意見交換会につくった『鉄工所のまかない焚き火台』をコンパクトにして商品化

   OUTDOOR STOVE YUKI の開発時には燃焼テスト・意見交換会を行っていました。とある意見交換会の日、お天気はあいにくの雪模様…。気温もとても低く、ずっと外にいては体の芯から凍えてしまうだろうと簡単に予想されました。そこで工場を出発する前にまかない的にその場にあった鋼板で大きな焚き火台を作りました。大きな焚き火台の上の裸火はとてもあたたかく、意見交換会のスムーズな進行に役立ってくれました。実際に大人数で火を囲み、焚き火のあたたかさを共有することで深まる人と人との関係性を体感することができました。そこで用いた大人数で囲える焚き火台をコンパクトに折りたたんで持ち運びができるよう製品版に改良いたしました。

3. 

   パタパタと折りたたんでコンパクトに

   大人数で出かけるキャンプはどうしても荷物が多くなりがち。だから持っていくアイテムはできるだけコンパクトにしたいもの。そこでFirePan本体部はおりがみのようにパタパタと折りたたむことができる構造にいたしました。また、本体を支える脚部もバラバラになります。持ち運ぶときに便利な取っ手部分は焚き火台として使う際は邪魔にならないようスライド式で収納できるようになっています。持ち運びも、組立てるときも、片付けるときも、仲間と共に過ごす時間を楽しめる焚き火台です。